開発事例

OCT技術を整形外科領域での
事業化を目指すプロジェクト
シンクランド株式会社

シンクランド(横浜市鶴見区)は、光学技術と電気制御技術をコアにOCT光源の開発に取り組んでいます。本プロジェクトは、現行眼科領域での適応が大半を占めるOCT装置を、整形外科領域、特に変形性膝関節症用の診断機器としての適応を目指すものです。

変形性膝関節症に係る国内での関節手術件数は、年間70,000件(国内)を超えるとされ、今後も超高齢化が進む日本において変形性膝関節症患者の増加が予想されていますが、現状のX線、MRIでは膝の診断、状態評価には十分ではありません。

同社は断層が見えるというOCTの技術を活かし、グローバルにおいても市場の存在しない新たな診断・状態評価装置の事業化を目指し、平成28年度「地域中核企業創出・支援事業(事業管理:公益財団法人横浜企業経営支援財団)」を活用し、前臨床試験の実施、医療機器製造業の取得等に向けた取り組みを行っています。

OCT(Optical Coherence Tomography)

※ OCT(Optical Coherence Tomography)1,310nm前後の微弱出力の近赤外線レーザーを用いた非侵襲性の断層画像診断システムであり、他の画像診断法と比較して、放射線被曝などの生体に対する為害作用が全くなく安全で、またリアルタイムで画像が構築されるため短時間での診断が可能である。

※変形性膝関節症 ひざ関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて、痛みなどが起こる病気。初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。


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